就職活動 面接

面接は減点されないことが大切

意外なようですが就職活動の面接で不採用になる学生に共通することは面接館に好印象を与えることばかり考えていることです。

面接試験の採点は、企業側のチェックしたい項目ごとに3を平均とした5段階評価で印象が良ければ4や5が、悪ければ1や2がつくイメージです。ですから採用を勝ち取るためには好印象を与えることも大切ですが悪い印象を与えない(=減点されない)こともとても重要なのです。

ところが不採用になる学生は加点されることをばかりを考えて少しでも“いいこと”を言おうとしますが、面接中に減点されるぽポイントについては意識していません。

面接は野球やサッカーと同じで攻撃ばかりでは駄目で守備がしっかりしていないと負けてしまいます。いくら自己PR・志望動機・将来の展望などを一生懸命に考えて点をとろうとしても、他の部分で失点していては不採用になります。

実際にたくさんの企業から内定をもらえるのは、面接ですばらしい発言ができる人ではなく面接で減点されることをしなかった人なのです。あなたも現実的に採用されることを考えるなら、面接官を唸らせるような発言ができることをよりも減点される言動をしないことが大切なのです。

面接で減点されるポイントと回避する方法はこちら

今も昔も就職活動で最も重視されるのは面接

2016年3月21日に厚生労働省から発表された『平成27年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」』によると、2016年3月に大学を卒業する新卒の就職内定率は87.8%でした。一見悪くない数字ですが注意して見るべきポイントがあります。

・就職を希望していた大学生431,000人のうち就職先が決まっているのは379,000人で52,000人の大学生は進路が決まらないまま卒業を迎えている
・就活の成果が二極化しているため自分が希望した希望や業界では内定が得られず妥協して就職先を決めた学生も相当数含まれていると予想される

ということです。

このような傾向は日本経済が大きく上向いたとしても大きく変わらないでしょう。全体としては新卒採用の数は増えて売りて市場でも学生が希望する企業入れるかどうかは全く別の話です。厳選採用の傾向が強まっていること、グローバル化による外国人採用の増加、業種によっては技術革新による必要な人材の減少もあり就職活動自体は楽になっているわけではありません。

就職活動を取り巻く環境のなかで就職氷河期でも今のような売り手市場でも変わらないこともあります。それは企業が学生を評価するときにもっとも重視することは面接であるということです。例えば経済同友会が会員企業に行った新卒を採用するときに重視することは?というアンケートでは、面接がES・適性検査・SPIなど他の項目を3倍以上引き離して圧倒的な1位なのです。

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面接の準備に妥協すると人生が狂う

一般社団法人日本経営協会が2013年8月19日に発表した非正規社(職)員の働き方の意識と実態に関する調査報告書2013によると、非正規で働く25歳〜40歳の61.6%が「就職活動をやり直したい」と後悔しているということでした。

やはり働き続けるに連れて所得の少なさに代表される正社員と比較した待遇面で劣る面が気になりはじめたり、スキルが蓄積されずキャリア形成ができないことによる将来への不安を強く感じているようです。

実際に非正規で働き続けた場合の生涯賃金は約1億円、正社員の場合は1億9千万円と試算されています。さらに福利厚生の面でも大きな差があるので実質的には2倍以上お金の面での差があるといえるでしょう。

なお一旦アルバイトは派遣などの非正規で働きながら正社員を目指そうと考えは非常に危険です。非正規であっても働きはじめると生活に追われてしまい十分な就職活動ができなくなる人が非常に多いです。また非正規の期間が長引くほど採用されにくくなるのが現実なのです。

このように就職活動に失敗するということはこのような大きなリスクを抱えることになります。特に日本では面接で上手な対応ができなかったばかりに人生が変わってしまう人が毎年たくさんいます。就職活動、特に面接対策は妥協をせずに準備をして採用を勝ち取ってください。

就活の面接で失敗するリスクを下げる必読マニュアル